導入実績

Project Stories

Webと広告のプロ集団が、AIで“能力の拡張”へ走り出した。

株式会社クリエル様

業種・規模
Webサイト制作・Web広告運用・SEO・LLMO・Webコンサルティング・保守運用をワンストップで提供するWebマーケティング企業(2008年創業)。制作実績1,500社以上
研修形式
eラーニング(生成AI基礎)+ 活用事例共有会 全3回 + ファシリテーター育成MTG
対象
20名:営業・ディレクター・デザイナー・コーダー・SEO・バックオフィス等、多職種から選出
研修ツール
ChatGPT・Claude・Gemini・Genspark 等を業務に応じて使い分け
本社・拠点
福岡本社(博多)/東京・大阪の計3拠点
認定
Google Partner/Yahoo!認定パートナー 等
理念(ミッション)
WEBで価値を創り出し、経済的発展に貢献する
社名の由来
“Create value(価値を創造する)” ── クライアント・ユーザー・社員の三者に価値を創造する
株式会社クリエル様の導入インタビュー時の写真

お話しをお伺いした方

  • 代表取締役 下地 浩希 氏 福岡・博多を拠点に、Web制作とWeb広告運用をワンストップで手がけるWebマーケティング企業の代表。「変化に対応できる会社こそ生き残る」という信念のもと、20名規模の生成AI研修を全社的に導入。AIを“人間の能力を拡張するツール”と位置づける。

導入のきっかけと背景

株式会社クリエルは、2008年の創業以来、福岡・博多を拠点に、東京・大阪を加えた3拠点で事業を展開するWebマーケティング企業です。Web制作とWeb広告運用を同等のバランスで手がけ、SEOや保守運用までをワンストップで提供できる体制は全国的にも珍しく、制作実績は1,500社以上。「Create value(価値を創造する)」を理念に、安さではなく“成果”を追求してきました。

同社が生成AI研修に踏み切った背景には、社内の“活用の差”という課題がありました。AIツールは一定活用されていたものの、使いこなす社員とそうでない社員の差が可視化されておらず、一部リモートワークもあって工夫が横へ広がりにくい状態だったのです。加えて下地代表は、Web業界そのものが大きな転換点にあるという強い時代認識を持っていました。

私たちの業界は、AIによって大きく変革する業種のひとつです。『AIで仕事がなくなる』というより、『AIで仕事が大きく効率化される』というのが私の考えです。
一人が、これまでの五人分、十人分の仕事をこなせるようになる。とはいえ、そこまで伸ばせる人と、二人分ほどしか伸びない人との差は必ず出てくる。だからこそ、いち早く着手し、業界の中で活用の上位層に入っていくべきだと考えました。

代表取締役 下地 浩希 氏

数あるAI研修サービスの中からトライフォースを選んだ決め手は、毎月の活用事例共有会という仕組みによって、社内への横展開が期待できる点でした。

受講メンバーの選定 ── 20名の全社展開

下地代表は、営業・ディレクター・デザイナー・コーダー・SEO・バックオフィスと、多職種から20名を全社横断で選抜しました。一部の“詳しい人”に絞らなかったのは、全社の活用状況を可視化するだけでなく、同僚がどう使っているかを互いに見ることで「もっとやらなければ」「こんな活用もあるのか」という気付きを生む――そうした“相互作用”を組織に起こすためでした。

The Story

研修から生まれた成果

提案資料の作成

5~6時間 → 10分

約97%減

メルマガ制作

3時間 → 10分

約95%減

ブログ制作

2時間 → 15分

約87%減

作業指示書の作成

20分 → 5分

約75%減

3ヶ月の研修と全3回の活用事例共有会を通じて、20名が職種を超えて具体的な成果を生み出しました。
守りの時間削減から攻めの成果まで、代表的な事例を数字でご紹介します。

事例 ① 営業部門

5〜6時間の提案資料作成が、わずか10分に

Before

提案資料の作成:1件あたり5〜6時間。

AI出力後の手直しに多くの時間を要していた

矢印アイコン

After

約10分へ。約97%削減

営業チーム全体で再現可能に

【課題】提案資料は研修前から生成AIで作成していたものの、出力後の手直しに時間がかかり、大幅な短縮には至っていませんでした。

【取り組み】営業担当者が、商談のヒアリング議事録を渡すだけで提案書の素案が仕上がる長文プロンプトを構築。仕上げの図版もAIで生成し、自社のブランドカラーに合わせ込むところまで作り込みました。

【成果と学び】5〜6時間を要していた作成が、わずか10分に。営業担当者はこのプロンプトを社内に共有し、営業チーム全体が同品質の提案書を数分で作れる状態になりました。

事例 ② 制作部門(コーダー)

数日かかっていた制作が数時間に。社内に火をつけた“起点”

Before

Webサイトの制作・コーディング:実案件で数日(人日単位)を要していた

矢印アイコン

After

数時間へ大幅短縮

開発環境 × AI の連携で実現

【課題】Web制作・コーディングは実案件で数日(人日単位)を要する重い工程で、属人化しやすい領域でもありました。

【取り組み】コーディング担当者が、Claudeを開発環境と連携させ、コード生成を日々のワークフローに組み込む手法を確立しました。

【成果と学び】数日かかっていた制作が、数時間で仕上がるケースが続出。この事例は初回共有会で発表され、社内全体に活用を広げる“起点”となりました(詳細はセクション04)。

事例 ③ コンテンツ制作

メルマガもブログも、9割前後の時間を削減

Before

メールマガジンの制作:1本あたり約3時間

矢印アイコン

After

10分
95%削減

Before

ブログ記事のコーディング:1本あたり約2時間

矢印アイコン

After

15分
87%削減

月換算で12時間以上の余力を創出

【課題】メールマガジンやブログ記事の制作は、毎回手作業で数時間を要していました。

【取り組み】提案資料プロンプトを生んだ営業担当者は、自身の制作業務でも、原稿を渡すだけで件名・本文・HTMLが自動生成されるフローを確立しました。

【成果と学び】メルマガは約95%、ブログのコーディングは約87%の時間削減を達成。月換算で12時間以上の余力を生み出しています。

事例 ④ カスタマーサクセス

難解な連絡の読み解きを、20分から5分へ

Before

難解なクライアント連絡の読み解き〜作業指示書の作成:1件あたり約20分

複数人での確認も必要

矢印アイコン

After

5分
75%削減

確認工数もほぼゼロに

【課題】クライアントからの専門的・難解な連絡を読み解き、作業指示書に落とし込む作業は、1件あたり約20分を要し、複数人での確認も必要でした。

【取り組み】カスタマーサクセス担当者が、連絡内容を生成AIに読み解かせ、担当者の役割分担に沿った作業指示書を自動生成する仕組みを構築しました。

【成果と学び】指示書の作成が約5分へ短縮され、複数人での確認もほぼ不要に。属人的だった対応が、誰でも一定品質で回せるプロセスへと変わりました。

事例 ⑤ インサイドセールス/BDR(攻めの改善)

架電準備が半減。準備件数を約1.6倍に

Before

新規開拓の企業調査〜提案仮説の作成:1件あたり7〜8分

1日の架電準備 約25件

矢印アイコン

After

1件 4〜5分
準備件数約 1.6倍

1日40件を目標に(攻め)

【課題】新規開拓の架電準備では、企業ごとの調査と提案仮説の作成に1件あたり7〜8分を要し、1日に準備できる件数に限りがありました。

【取り組み】インサイドセールス担当者が、企業情報を入力するだけで「企業概要・推定課題・提案の切り口」が出力されるプロンプトを構築しました。

【成果と学び】1件あたりの準備時間が4〜5分へ短縮。捻出した時間を架電準備件数の増加(1日25件→40件を目標)に充て、アポイント獲得の機会拡大という“攻め”の成果につなげました。

組織全体への波及効果

個々の成果以上に下地代表が手応えを感じたのは、組織全体に生まれた“連鎖”でした。初回共有会でのコーディング担当者の発表(事例②)が起点となり、社内の活用が一気に広がっていったのです。

改善された数字そのものももちろんですが、それ以上に『同僚がここまでやっているのか』という衝撃が、組織に与えた影響は大きかったです。
共有会を終えて『やってよかった』と話してくれた社員は、私が聞いた限りでは100%でした。

代表取締役 下地 浩希 氏

変化は数字にも表れています。下地代表があえて新卒社員を毎回の発表者に立てたことで、その成長ぶりが社内の刺激となり、最終的に「最も貢献した人物」として多くの票を集めました。
その新卒社員が作成した「ナレッジ集」(150件超)は、他のメンバーにも活用され、個人の工夫が組織の資産へと変わっています。

  • 利用率:AIをよく活用する社員の割合が8割から10割へ。よく使う社員自身の活用度も、さらに深まった。
  • バックオフィス:入社して間もなく、AIをほとんど使っていなかった社員が、今では日常的に活用するように。
  • ツール意識:「自分はClaude中心だが、あの人はGeminiでこう使っている」といった使い分けへの意識が社内に広がった。
  • 会話:AIに関する会話そのものが、社内で明らかに増えた。

業界の視点・AIの未来

下地代表は、AIを人間の能力を“代替”するものではなく“拡張”するツールと捉えています。「AIをうまく活用するのは、もはや大前提。
その上で、AIにはできない領域を持つ会社こそが強くなる」と語り、その展望を歴史になぞらえます。

かつて自動車が登場したとき、馬車の時代は終わりました。生き残ったのは、その変化にいち早く対応した会社です。
AIをめぐる今の状況も、まさに現在進行形で同じことが起きている。『AIなど自社には関係ない』『今のままで十分だ』と構えている会社は、静かに淘汰されていく。
最も強いのは、強い者でも賢い者でもなく、変化に対応できる者だ――そう考えています。

代表取締役 下地 浩希 氏

導入を迷う企業へのメッセージ

最後に、同じように業界の変化に直面する経営者へ、下地代表からメッセージをいただきました。

お伝えできることは、『とりあえず、まずやってみてください。そして、できるだけ早く』――この一言に尽きます。
実際には、まだためらっている企業が驚くほど多い。『AIは危ない』『セキュリティが不安だ』と様子を見続けている方も少なくありません。
しかし、変化の只中にある今こそ、まず一歩を踏み出すことに大きな意味があると考えています。

代表取締役 下地 浩希 氏

なお同社は、今回の研修導入にあたりリスキリング助成金を活用しています。新しい技術への一歩を後押しする制度を上手に活かすことも、変化に対応する経営判断のひとつと言えるでしょう。

株式会社クリエル様の導入インタビュー時の写真
貴社のAI実装の壁は、どこにありますか。
貴社のAI実装の壁は、
どこにありますか。