導入実績

Project Stories

専門家集団が、AIで時間の壁を超えた。

株式会社ProsWork様

業種・規模
経営コンサルティング・補助金活用支援・事業計画策定・企業研修。神奈川県横浜市に拠点を置く専門家集団
研修形式
eラーニング(生成AI基礎)+ 活用事例共有会(月1回・継続実施)
研修ツール
ChatGPT・Claude・Genspark・各種生成AI
組織の特徴
各メンバーが独立した専門領域を持つスペシャリスト集合体。個人の裁量が大きく、自律的に動く組織文化
研修の目的
事業計画策定支援の効率化・品質向上、および社内の生成AI活用水準の底上げ

お話しをお伺いした方

  • 代表取締役 磯島 裕樹 氏 経営・補助金活用・ITに関するコンサルティングを手がける会社の代表。生成AI研修の導入を決断し、組織全体の変化を俯瞰する立場からコメント。
  • コンサルタント 和田 淳之介 氏 補助金活用も見据えた事業構想・事業計画策定を専門とするコンサルタント。生成AI活用の最前線で最も大きな変化を体感した実践者。

導入のきっかけと背景

株式会社ProsWorkは、経営コンサルティング・補助金活用支援・事業計画策定・企業研修を手がける専門家集団です。中小企業診断士・ITコンサルタント・営業のプロなど、多様なバックグラウンドを持つメンバーが、それぞれの専門領域を生かして顧客の課題解決に当たっています。各メンバーの裁量が大きく、自律的に動く組織文化も同社の特徴です。

同社が生成AI研修の導入を決めた背景には、事業計画策定支援における「時間の壁」がありました。1件あたり100時間近くを要するこの業務は、複数案件を並行して抱えるコンサルタントにとって常に時間的制約の原因となっていました。生成AIを独学で試みていたものの、体系的な知識がないまま使うと品質への自信がかえって揺らぐという課題も生じていました。

生成AIを自己流で触り始めた当初は、ChatGPTひとつで既存業務を網羅した、高品質なアウトプットを出せるという思い込みがありました。しかし体系的に学んでいないために、ChatGPTが不得意とする領域にも使用し、出てくるアウトプットへの納得感が下がってしまうという問題が起きていました。研修を通じて、ツールの全体像を俯瞰し、最適な生成AIツール選択して活用できるようになったことが、最も大きな変化だったと思います。

コンサルタント 和田 淳之介 氏

The Story

研修前後の変化 ――数字で語る成果

研修開始時、和田氏が掲げた目標は明確でした。事業計画策定支援にかかる時間を100時間から70時間程度に削減し、その余力を品質向上に充てることで、6点まで低下していた成果物への自己納得度を9点近くまで引き上げること。この目標は研修終了時点でほぼ達成され、その後も改善が続いています。

Before

事業計画策定支援:
1件あたり約100時間

高負荷で品質向上の余力なし。自己納得度:6点/10点

矢印アイコン

After

研修終了時点で70時間以下に削減

現在は50時間以下のケースも。自己納得度:8〜9点に回復

研修前は生成AIは、何でもできる万能ツールであるという思い込みがありました。本研修にて、生成AIの基本構造や各ツールの特長を学ぶことで、生成AIツール全体を俯瞰的に捉えられるようになりました。「この場面ではこのツール、この作業にはあのツール」という判断が自然にできるようになり、結果として成果物の質と作業効率が同時に上がりました。研修から数ヶ月経った今も改善は続いており、当初の目標をすでに超える水準に到達しています。

コンサルタント 和田 淳之介 氏

時間だけでなく「品質」が変わった

生成AI活用による変化は、単なる時間削減にとどまりませんでした。和田氏が特に強調したのは、成果物の「多面性」が格段に上がったという点です。

これまでは自分の思考の枠内で一つのストーリーを構築して完成させていましたが、今はAIが多角的な観点や選択肢を提示してくれます。それを吟味・取捨選択しながら仕上げることで、クライアントに提供できるプランの幅と深みが大きく広がりました。自分一人では気づかなかった視点が加わることで、成果物の自己納得度が着実に高まっています。

コンサルタント 和田 淳之介 氏

生み出された余力は、新たな事業への投資にも使われています。以前は「重要だとわかっていながら、忙しさを理由に後回しにしてきた」生成AI研修事業への本格的な取り組みに着手できるようになったのも、その一例です。緊急性は低いが重要な仕事に時間を割けるようになったことで、事業の可能性が広がりつつあります。

「できなかったこと」ができるようになった

代表の磯島氏が特に強調したのは、時間短縮という「守り」の成果だけでなく、これまで外注や予算の問題で実現できなかった業務が、AIによって「自社でできるようになった」という「攻め」の変化でした。

これまで外部委託に相当のコストを要していた業務が、生成AIの活用によって社内で完結できるようになりました。たとえばウェブアプリの開発は以前なら外注で数十万円かかっていたものが、今では担当者が自力で構築できています。また、ウェブメディアの記事制作も、一度プロンプトの型を確立してしまえば、あとは状況に合わせて調整するだけで高品質なアウトプットが得られます。「やった方がいいとはわかっていたが、コストと工数が壁になっていた仕事」が次々と実現できるようになっています。

代表取締役 磯島 裕樹 氏

個人の変化が、チームの結束を生んだ

ProsWorkは、各メンバーが独立した専門領域を持ち、自律的に動くスペシャリスト集団です。そのような組織において、生成AI研修はある意味で予期しない副次効果をもたらしました。

生成AIによる効率化は、取り組んだ人間に直接メリットが返ってくるものです。だからこそ、メンバー全員がAIというテーマに対して自然と関心を向けるようになりました。事例共有会で自分の工夫や試行錯誤を惜しみなく開示し合うことで、組織の中にノウハウが循環し始め、チームとしての結束感が高まったと感じています。各自が自律して動くスタイルの組織だからこそ、この共有文化は大きな意味を持ちます。

コンサルタント 和田 淳之介 氏

活用事例共有会に「発表する」という義務があることが、メンバーが実際に手を動かす強制力になっていました。誰か一人が積極的に動いてその成果を共有すると、周囲の人間も自然と「自分もやってみよう」という気持ちになります。こういった正の連鎖が組織の風土として根付いていくことが、研修の本質的な価値だと感じています。

代表取締役 磯島 裕樹 氏

なぜ変化が起きたのか ――活用事例共有会の力

磯島氏は変化の最大の要因として、毎月1回の活用事例共有会を挙げました。

自分ひとりでAIと向き合っていると、どうしても自己流の使い方の枠から出られません。他のメンバーがどんな課題にどんなアプローチで取り組み、何を得たのかを聞くことで、「その視点はなかった」という発見が生まれます。事例共有会は単なる情報交換の場ではなく、各自がブラックボックスにしていたノウハウをオープンにする場として機能しました。それが組織全体の学習速度を劇的に加速させたと思います。

代表取締役 磯島 裕樹 氏

研修終了後も、社内での事例共有は月次で継続されています。研修が終わっても自走できる仕組みが機能していることが、この組織における変化の持続性を支えています。

同じような課題を持つ企業へのメッセージ

コンサルタントという「知的生産のプロ」が、生成AI研修を通じてこれだけの変化を経験しました。「AIは自分の業種には関係ない」と感じている企業へ、お二人からメッセージをいただきました。

生成AIは、正しい学び方で使い始めるかどうかで、その後の可能性が大きく変わります。独学で断片的に使っていた頃と、体系的に学んで引き出しを増やした後とでは、同じツールでも全く異なる結果が出ます。「まず試してみること」は大切ですが、「正しく知ってから試す」ことの方がはるかに効率的です。研修への投資は、時間という最も貴重な資源を取り戻すための最短経路でした。

コンサルタント 和田 淳之介 氏

組織としてAI活用を根付かせるには、個人の自主性だけに頼るのではなく、「共有し、フィードバックし合う場」を意図的に設計することが不可欠です。研修で得た知識はあくまで出発点に過ぎず、その後の事例共有の仕組みこそが組織を本当に変える力を持っています。その仕組みをまるごと提供してもらえたことが、私たちにとって最も価値のある部分でした。

代表取締役 磯島 裕樹 氏

貴社のAI実装の壁は、どこにありますか。
貴社のAI実装の壁は、
どこにありますか。