導入実績

Project Stories

提案書作成時間を75%削減、AIを使う人からAIで組織を変える人へ。

株式会社SomuriX様

業種・規模
DX推進事業・キャリア支援事業を全国展開。福岡県拠点の2024年2月設立ベンチャー企業
研修形式
eラーニング(生成AI基礎)+ 活用事例共有会(3ヶ月間)
対象
主要メンバー
研修ツール
ChatGPT・GenSpark
強み・特徴
Business Alliance Consortium(BAC)福岡地区理事を務め、九州・沖縄エリア3,000社超との取引実績を持つ地域DXの旗手

お話しをお伺いした方

  • 代表取締役 服部 裕也 氏 DX推進事業・キャリア支援事業を全国展開。Business Alliance Consortium(BAC)福岡地区理事。AI研修導入の意思決定者。
  • ファシリテーター 富澤 篤 氏 研修実践の中心的な役割を担い、活用事例共有会をリード。AI活用文化の社内普及を牽引した。

導入のきっかけと背景

株式会社SomuriXは、「HELLO, SMILING FUTURE」をキーメッセージに掲げ、福岡を拠点に全国でDX推進・キャリア支援事業を展開するベンチャー企業です。服部代表が九州・沖縄エリアを代表する企業連合「BAC(Business Alliance Consortium)」の福岡地区理事を務めるなど、地域内で急速に存在感を高めています。

同社がAI研修の導入を決断した背景には、3つの危機感が重なっていました。

・顧客からのAI活用相談が急増する一方、自社にまだ十分な専門知識・指導力がなく、期待に応えられていなかった
・メンバーはChatGPTを使っていたが、あくまで個人的・受動的な活用にとどまり、組織としての活用文化が存在しなかった
・BAC会合で他社のAI活用事例を聞くたびに「自分たちはまだまだだ」と痛感させられる場面が続いていた

顧客企業から「AIを業務に取り入れたい」「AI研修を実施してほしい」という相談が急激に増えていたにもかかわらず、私たち自身がまだ生成AIを深く理解できておらず、専門家として自信を持ってアドバイスを提供できる状態ではありませんでした。顧客に背中を押されながら、自分たちがついていけていないという焦りは、相当なプレッシャーでした。

代表取締役 服部 裕也 氏

トライフォースを選んだ理由

複数のAI研修を比較検討した結果、最終的にトライフォースを選んだ決め手は「実践重視」の設計でした。単にAIツールの操作方法を学ぶだけでなく、組織力を高めることを主眼に置いたプログラム設計と、ファシリテーターが現場に深く入り込んで伴走するスタイルが、同社の課題感と合致しました。

当初の目標設定も、同社ならではの高い水準でした。「AIを使いこなせるようになる」という段階を超え、「自社でクライアント向けAI研修を開発・提供できるレベル」に到達することをゴールとして設定していました。

私たちが目指していたのは、単にAIツールを使えるようになることではありませんでした。顧客から頼られる存在になるためには、実践経験に裏付けられた知識とスキルを持ち、自分たちがAI研修を設計・提供できるレベルに到達することが必要でした。「学ぶ側」から「教える側」へ——それが私たちが掲げた目標です。

代表取締役 服部 裕也 氏

The Story

研修から生まれた成果

AI活用スキルを測る指標

DARSレベル:2→5

3ヶ月で3段階向上

通常の提案書作成

2時間→30分以内

75%減

大型の提案書作成

7時間→3時間程度

約57%減

AIスキルが3段階向上 DARSレベル2→5

Before

DARSレベル:2

日常業務でAIを使うだけで個人の受動的な活用にとどまり、組織活用なし

矢印アイコン

After

DARSレベル:5

AIで業務フローを設計し、チームを牽引する。3段階向上

DeNA AI Readiness Score(DARS)は、社員一人ひとりのAI活用スキルを測る指標です。研修開始時点でのレベルは「自分の日常業務でAIを使う」段階の2でしたが、研修終了後にはチーム全体の参加者が「AIで業務フロー自体を設計し、周囲を牽引する」レベル5に到達しました。

DARSレベルが2から5へ3段階も上がったことは、正直、自分たちの予想をはるかに超えた成果でした。特に大きかったのは、ファシリテーターの横山さんが「AIの技術」だけでなく「会議の進め方」「メンバーの巻き込み方」まで含めてご指導いただいた点です。単なるAIツール研修ではなく、組織運営そのものをレベルアップする学びでした。

代表取締役 服部 裕也 氏

提案書作成時間を75%削減 空いた時間を戦略に

Before

通常の提案書作成:1件あたり2時間

矢印アイコン

After

30分以内

Before

大型の提案書作成:7時間

丸1日がかりになることも

矢印アイコン

After

3時間程度

空き時間を顧客ヒアリング・新規開拓に充当

業務効率の面で最も顕著な変化が現れたのは、提案書作成です。顧客向け提案書は、同社の営業活動の核となるアウトプットです。以前は1件あたり2時間を要していた通常の提案書が、生成AIを活用することでわずか30分以内で完成するようになりました。削減率にして約75%。7時間かかっていた大型提案書も3時間程度で仕上げられるようになっています。

単なる時間の節約にとどまらず、生み出された余力が営業活動の質と量の向上に直結している点も重要です。空いた時間をクライアントへの深いヒアリングや新規案件の開拓に充当できるようになり、ビジネス全体のサイクルが加速しています。

提案書作成の時間が4分の1に縮まったことで、単に「楽になった」だけではなく、顧客に向き合う時間が増えました。より深い課題理解に基づいた提案ができるようになり、営業の質そのものが変わったと感じています。効率化によって生まれた余白が、新たな価値創出の源泉になっています。

富澤 篤 氏

プロンプト共有文化が定着 ZOHO Wiki(CRM)で知識を組織資産に

研修後に同社が手にした最も重要な無形資産は、「ノウハウを共有し合う文化」です。研修前は個々のメンバーが自分なりのAI活用を試みても、そのノウハウは個人の中に閉じていました。

現在は、ZOHO Wiki(CRMツール)をプロンプト共有の場として活用し、「こうやったらうまくいった」「こんな使い方があった」という知見がリアルタイムで蓄積されています。メンバーが発見した効果的なプロンプトや活用事例が即座に全員の資産になる仕組みが機能しています。

研修前は誰かが効果的な使い方を見つけても、それが個人のスキルで終わってしまうことがほとんどでした。今はメンバー全員がZOHO Wikiに積極的に記録・共有してくれています。個人の気づきが組織全体の知識として蓄積され、全員のAI活用水準が継続的に底上げされていく。この好循環が生まれたことが、研修がもたらした最大の組織的成果だと思っています。

代表取締役 服部 裕也 氏

この文化の定着により、チームの90%が日常的にAIを活用する状態を実現。AI活用が一部の得意な人材に依存せず、チーム全体の「当たり前」として根付いています。

会議の質が変わり、組織コミュニケーションが進化

AI活用スキルの向上が、思わぬ副次効果をもたらしました。会議の雰囲気と質の変化です。

以前は会議の中で議論がかみ合わなかったり、「なかなか結論が出ない」という場面も多かったのですが、AI活用スキルが上がることで「この課題はAIで試せるかもしれない」「この業務は自動化できるのでは?」という建設的な意見交換が自然に生まれるようになりました。AIを共通言語として、チーム全体で前向きな議論ができるようになったと感じています。

代表取締役 服部 裕也 氏

AIを「自分のツール」として使う段階から、「チームで課題解決するための共通言語」として活用する段階へ。この転換が、組織としての思考の質とスピードを引き上げています。

AIツールへの意識が変わった GenSparkを本格導入

研修前、同社はコスト面の懸念からChatGPTの無料プランのみを利用していました。無料ツールでは社外秘データを扱えないという制約があり、業務への深い組み込みには限界がありました。

研修を通じて実際に生成AIを業務で活用した経験が、この意識を根本から変えました。現在は生成AI統合ツールのGenSparkを本格導入し、有料プランを前提としたAI活用が会社の標準となっています。

研修を通じてAIの業務活用を実体験することで、「無料ツールで十分」という考えが完全に変わりました。適切なコストをかけることで得られる安全性・機能性・生産性の向上が、投資として明確に正当化できると判断しました。今では「AIに投資する」という考え方が、会社の文化として定着しています。研修は、ツールに対する意識そのものを変えてくれました。

代表取締役 服部 裕也 氏

同じような課題を持つ企業へのメッセージ

「顧客にAI活用をアドバイスする立場でありながら、自社がついていけていない」という逆説的な状況から出発したSomuriXが、わずか3ヶ月でDX推進企業としての実力を証明しました。

AIを活用できないと、これからの時代に生き残れない——そう感じていた私たちが、研修を通じて「AIで組織を変える側」に立てたことは、単なる業務効率化を超えた変化です。大切なのは、AIを個人のツールとして使うことではなく、組織全体の力として機能させる仕組みを作ること。その仕組み作りを一緒に考え、伴走してくれた研修の設計と実行力が、私たちの変化を加速させた最大の要因でした。

代表取締役 服部 裕也 氏

貴社のAI実装の壁は、どこにありますか。
貴社のAI実装の壁は、
どこにありますか。